2009年11月27日
「キタノブルー」ってカッコよくないですか?
「その男凶暴につき」記念すべき北野監督第1作目の作品です。
「仕事は何してるんだっけ?」
「てっぽうの通信販売」
「はぁ~?」
その昔、漫才ブームの頃「俺たちひょうきん族」にで「タケチャンマン」のビートたけしが映画に進出するとの事。
大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」です。
映画好きの私は劇場に足を運びました。
「まぁ、漫才師が出てる映画ってたいした事ないよなぁ!」
と生意気に思いながら・・・・
ところが、ビートたけし演じる鬼軍曹はハマリ役でした!!
以来、ビートたけしファンになった私が次に度肝を抜かれた作品が、「その男凶暴につき」です。
物語は、覚せい剤中毒で精神障害を起こした立ち直ろうとする妹(川上麻衣子)を持つ我妻(あづま)刑事(ビートたけし)は日頃から犯罪捜査の為なら平気で暴力を揮う問題刑事でした。そんなある日、目に余る行為を理由に退職に追い込まれた我妻刑事は、覚せい剤密売の首謀者である仁藤(岸部一徳)の手下である凶暴な殺し屋 清弘(白竜)に妹を覚せい剤をエサに拉致されてしまう・・・・・
ってな内容です。
「暴力は痛くないと暴力じゃない!痛くない暴力しか見せないから、簡単に暴力をふるう!」
なるほど!後年、北野監督が言っていた言葉のとおり当時はセンセーショナルな程「痛い」表現が満載です!
私のような「マニア」と呼ばれる人間にとって素晴らしかったのは、ラストシーンでのコルトガバメントの発砲シーンです!
排莢は勿論のこと、薬莢が落ちて「コトン!」って音まで再現されています!
これは最近、監督自身が「映画で薬莢が落ちる音まで入れたのは俺が初めてだよ!」って仰ってます。
出てくる銃も、「ニューナンブ」「ガバメント」「パイソン」「レミントン870」など、見ていて飽きないです。
未だ見たことの無い方、一度ご覧下さい!
あ!冒頭のやり取りですが、これはこの映画で、我妻刑事が後輩の菊池刑事に誘われガールズバーに行った時の台詞です。
今の私の仕事を説明したら、こうなりますよね!!