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Posted by ミリタリーブログ at

2009年12月02日

刑事ドラマあれこれ

先日、友人からいきなりメールが来ました。
「今度、私が主演する映画が公開されるで見に来て下さい!」
はぁ・・?なんのこっちゃ?
彼女は10年ぐらい前からの知り合いで昔は(今もかな?)劇団で芝居をやっておりました。
その後、MC(司会)業やインタビュアーといった仕事をしているのは知っていましたが、映画の主演とは!

兎にも角にも、友人らと見に行く事に。

内容は女子高校生が何らかの理由で(スンマセン覚えてません!!)殺し屋として育てられ、それを知った刑事と共に
黒幕と戦う的な内容でした。(違ったらゴメンなさい!)

ガンアクションもあると言う話だったので、そればかり気にして見ていたので作品に携わった方ホンマすんません!
映画の内容に関しては又後日お話するとして、今回は映画・TVで登場する銃のお話を少ししてみたいと思います。


私が銃に興味を持ち出したのは、刑事ドラマの影響です。どの作品がきっかけかは覚えていませんが、多分最初は「Gメン75」だったかも知れません。

私は1971年生まれですので、この作品がスタートした1975年は4歳という事になります。
勿論、最初からは見てないでしょう。只、この作品は土曜日の午後9時からTBS系で放送されており、
その直前の午後8時には「8時だよ!全員集合」が放送されていました。
この流れで「Gメン75」を見ていた気がします。







その後「大都会」「大追跡」「噂の刑事 トミーとマツ」「熱中時代 刑事編」「大激闘 マッドポリス'80」「西部警察」と続いていき日に日に刑事になる事を夢見ていきます。



銃は最初は刑事の1アイテムに過ぎませんでしたが、次第に悪魔の道に進んでいくのでありました。

当時、刑事ドラマに出てくる銃の殆どがリボルバーでした。
私の勝手な思い込みですが、「リボルバー=正義の銃」「オートマチック=悪の銃」でしたね。

このぐらいの時代になると、出てくる銃もモデルガンベースの物が多くなり、代表的なのが「MGC ハイウェイパトロールマン」です。あと「MGC コルトローマン」もよく使われていましたね。これは作動の良さが理由でしょう。 (どちらも勿論タニオコバさんの設計です。)

勿論、発火用には電着銃も使われていました。日活コルトなんか有名ですね。


本物の警察官の使用していた銃は「ニューナンブM60」又は「コルト及びS&W M1917」と言うリボルバーでしたから
刑事=リボルバーと言う図式になったのでしょう。

では、何故発砲用にもモデルガンを使わなかったのでしょう。理由は「不発」です。当時ドラマ・映画の撮影において、
小道具の役割は重要ではありませんでした。いわゆる脇役です。
その脇役の不具合で撮影がNGになれば、とんでもない事になります。
ですから、確実に発火する電着銃が使用されたのです。

とは言え、銃の役割が非常におおきなウエイトを占める作品もありました。
松田優作主演の「遊戯シリーズ」です。1978年公開のこのシリーズでは主人公「鳴海昌平(松田優作)」は成功率100%の44マグナムを持つ殺し屋。という設定ですから、銃の役割は非常に大きな作品です。



しかし、この作品おいてもとんでもないガンアクションが見られます。
シリーズ2作目の「殺人遊戯」において鳴海昌平が持つ「コルトガバメント」は7発発射後、なんと手で7回スライドを引き排莢させたのです。これには当時のマニアもビックリしました。


勿論、技術的にブローバックが不可能な訳ではありません。当時すでにガバメントのブローバックモデルは存在しました
し、1978年公開「野生の証明」(角川映画)では自衛隊員役の高倉健が持つ64式小銃及び松形弘樹がヘリから撃つM60軽機関銃では排莢されていたので、技術的な問題では無く予算的な問題かと・・


因みに日本の作品で初めてブローバック・薬莢させた作品は「ワイルド7」のトンプソンM1921のフルオートらしいです。

このような時代でしたので、今のように薬莢・ブローバックなどする訳が無く銃口から火花が散るだけのお粗末なものでした。
現在ではTV製作のドラマであってもブローバックしないガンエフェクトは殆ど見ませんが、当時はブローバック・薬莢しただけでマニアは興奮したものです  

Posted by マッドポリス at 21:56Comments(2)映画・TVドラマ