2012年07月03日
ウインチェスターM92
各ショップでお客さんにも”カラー”ってのがあります。
”モデルガン” ”エアガン”なんてのもそうですが、うちのように”モデルガン専門”ってな店でも細かく分かれてるみたいで、うちなんかは発火式のオートで特にガバメント系45AUTOに偏ってますから、お客さんもそういった分野が好きな方が多いのです。
タニオコバプロショップなんですから当然と言えば当然なんですが・・・
中でも”ウエスタン”ってのはまた違う分野で、我々であってもなかなか踏込にくい分野であったりします。
しかし、修理となると様々な分野の銃が寄せられます。
今回ご依頼頂いたのがコレ。
CAWがCMCの金型を使って復刻した”ウインチェスターM92”
ウエスタンを代表する名銃です。
レバーアクションのM92なんですが、若干ジャミング癖があります。
レバーの操作である程度左右されますが、西部劇のように”バン!ガチャッ!バン!ガッチャッ!”と連続で作動させるには少し難あり・・
という事で、分解・加工・調整でスムーズに作動するように。
出来上がってテストとばかりに”頬付け”をしたままの姿勢でレバーを操作すると、
「痛てっ!」
排莢したカートが顔面直撃です。
ガマンして次のアクションを行っても「痛てっ!」
全弾見事に顔面ヒット。
ん・・・・いいのか?この排莢方向で・・・・・?
確かに構造的には真上に排莢する構造です。
悩んでも仕方ないので、この辺りの銃に詳しい”ハートフォード”さんに聞いてみると、コレで正しいとの事。
実銃では軽い空薬莢なので、頭を超えて飛んでいくとの事。なるほど・・・
まぁ、そんなこんなでお客さんに納品です!