2012年07月20日
タナカ トレンチガン 修理 Vol??
今日、大阪は久しぶりの雨でした。うっとおしぃ事この上ないのですが、仕事はしなくちゃいけません。
さて、タナカのM1897トレンチガンは根強い人気ですね。
ボルトの修理をご紹介してから、「トレンチガン屋か!」と言いたいぐらい修理のご相談があります。
ボルトのエキストラクター取付部はこの銃の泣き所なんですが、もう一つ泣き所があります。
”アクションスライドロック”という部品。こいつが変形してきてポンプが引けなくなったり、ハンマーコック時でもポンプが引けたりしちゃいます。
本来はハンマーコック時にはアクションスライド(ポンプ)をロックして動かなくするパーツなんですが、変形しちゃうと中でロックしたまま動かなくなります。
オマケに素晴らしい材質の亜鉛合金なので、修正しようとハンマーで軽く叩くと割れちゃいます。
つまり修正不可。まぁ修正しても又変形しちゃうから無駄なんですけどもね。
そこで、スチール削り出しで作っちゃいます。
んでもって作ったのが下の方です。
「なんだ変形してるじゃないか!」とお思いでしょう。そうです変形させました。
実は上がノーマルなんですが、ノーマルのままだと調子が悪いんです。
ハンマーが落ちた時にロックを解除する形状なんですが、そのタイミングがノーマルのままだとイマイチで・・
結局、あーでもない。こーでもない。と3本作ってコレが正解って感じですね。
問題の多い銃なんですがオイラ個人的にも好きなモデルですね。このタナカのトレンチガン。
そうそう、タナカのショットガンってチャンバーレスじゃないんですよ。
通常ショットガンは国内に実銃が多く存在し比較的実包が手に入り易いからチャンバーレスにしたり、カートの寸法を変えたりしています。
ところがタナカのショットガンはチャンバーレスじゃないんです。
オマケのカートもリアルサイズ。
左がタナカの12ゲージカートリッジ 右が12ゲージ実包のダミーカート
こんなの見たら欲しくなっちゃいますね。
PS
「新しい”古い塗装方法”ネーミングコンペディション」の多数のご参加有難うございますぅ!
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