2012年10月16日
USMC トレードマーク エングレーブ(刻印)
今日は最近ちょくちょくお問い合わせいただく”刻印”についてお話します!
当店で使っている機械は”機械彫り”です。所謂レーザー刻印とは違い、品物に刃物で彫っていきます。
レーザーとの違いは切り口がシャープになります。
機械で彫るといっても、そのためにはデータが必要になります。
特殊なフォントの文字やマークなどは、実物の刻印画像をCADでトレース(なぞる)ってデータを作成します。
モノによっては気の遠くなる作業です。
今回はタニオコバより新しいMEUピストルが発売されましたので、「USMC」(アメリカ海兵隊)のマークを作りました。
左は「USMC」のマークを詳細まで再現したマーク。
その横からはデフォルメしたマークです。
スライドに入る大きさ(縦15mm程度)になると詳細なマークは潰れてしまいます。
この画像のマークは0.1mmの線幅で深さは0.03mmです。
ですから右のようなデフォルメしたデータを使います。
(実銃でもデフォルメしています。)
(実銃の画像です。)
彫る刃物の径を少しづつ変えながら、一番バランスのよい刃物を選定します。
コレは刻印や彫る場所によって変わりますから、一つ一つテストを行いながら決めないといけません。
又、スライドなどは平面ではありませんから(後ろから見ると「ハ」の字になってます。)機械にセットする時も0,01mm単位で修正を行いながら平面を出していきます。
今回の「USMC」刻印はテストも無事終了!
GM7 プロフェッショナルMEUでプチカスタムでもやってみようかな?