2014年07月05日
タナカ トレンチガン 破損したボルト
みなさん、こんばんわ!
今日は”タナカ トレンチガン”の修理のご紹介。
オークションなどではかなり高騰しているタナカのトレンチガン。
なんですが、よく破損します。
特にボルト回りに関しては、綺麗な個体は見たことがない!ってくらいです。
ボルトで一番の弱点はエキストラクターの入る”ボルトリブ”
こんな感じで破損します。
当店では今まで、樹脂製のボルトを外し(非分解パーツ扱いですが。)リブのみスチール角材で作り直す方法で修理してまいりました。
(最近この手法でご自分で修理されている方もいらっしゃるみたいです。)
しかし、今回は手ごわい・・・
リブは奇跡的に無事なんですが、ボルト下部のアクションレバーと連結される部分が”砕け散って”ます。
さらに、接着してはいましたが・・
ボルト後部も”パキッ!”っといってます。
実際、ボルト下部の破損は珍しくありません。
ここまでくると修復は絶望的・・
ボルトを金属で作り直すか?とも考えましたが、このタナカのトレンチガン。ガスガンであっても撃発機構は存在します。
尚且つ、ファイアリングピンまで存在します。(センターは叩きませんが・・)
と、なると関係法令のガイドラインに抵触する可能性があります。
そこで、POM(ジュラコン)にて新規製作する事にしました。
まず、3Dで設計します。
その後、3Dプロッタで削り出し
こんな感じで出来上がります。
この切削だけでも12時間以上かかります。
ここから、細かな微調整に入りますが続きは次回に。