2010年02月28日
タニコバさん!本当に良い人です!
先日、一本の電話がありました。
お声の感じからすると、少しお年を召された方のようでした。
「モデルガンを修理して欲しいのですが・・・」
聞くところによると、人から記念に頂いた物で大切に飾っていたところ気が付いたら部品が抜け落ちていたとの事でした。
この方は「銃」には全く興味を持っておられず、電話での説明では対応できそうになかったので、送ってもらう事に。
数日後本体が届きました。
MGCの固定スライド式ガスガンM1911A1で約25年程昔のモデルです。
グリップは送り主様の手彫りのグリップが付いています。
破損箇所はスライドストップが抜け落ちていただけでしたので、スライドストップを組み込み修理完了です。
しかし、よく見るとセフティーがかかりっ放しになっています。
サムセフティを下ろしても解除されません。
原因はサムセフティとスライドストップの間にあるプランジャーとスプリングが無くなっています。
依頼主にこの事を告げる為に電話で話しをします。
セフティがかかり放しでも、飾っているだけなら問題ないと思ったので無理に修理は薦めません
第一、スライドストップをハメただけの仕事で料金を頂くわけにはいかず、この時点では「送料のみで済みます。」と告げ、小さなプランジャーピンとは言え、現存するパーツが少なく、ワンオフ製作なら相当の金額がかかる事をお話ししたのですが、頂き物なので、ちゃんと直して欲しいとの事。
そこで作る事になったのですが、依頼主の意向を考えると限りなくオリジナルに近い物を作りたい!(まぁ殆ど私のプライド的な勝手な思い込みですが・・・)のですが資料がありません。
そこで、ダメ元で以前少しお話させて頂いた「タニオコバ」さんにメールで質問してみました。
すると、なんとタニオコバさんがお持ちのモデルを貸して下さる事に!
これがお借りした、タニオコバさん所有のガバメント ウィルソン
スライドには「Tazo Kobayashi」の刻印が!
お陰で寸分違わぬプランジャーが作れました。
上がオリジナル 下が今回製作したプランジャー
オリジナル性を重視し、真鍮を黒染めしてから組み込みます。
勿論、これはこの銃の修理に関わる経緯をお話しタニオコバさんにご理解を頂けた事で実現した事ですが、なんという心の大きな方でしょう!
我々、子供の頃からのマニアにとっては「神さま」と言っても過言ではない方です。
この件がご縁で、まだお話は続くのですが それは次回の講釈で!
最後にタニオコバ様 本当に有難う御座いました!
お声の感じからすると、少しお年を召された方のようでした。
「モデルガンを修理して欲しいのですが・・・」
聞くところによると、人から記念に頂いた物で大切に飾っていたところ気が付いたら部品が抜け落ちていたとの事でした。
この方は「銃」には全く興味を持っておられず、電話での説明では対応できそうになかったので、送ってもらう事に。
数日後本体が届きました。
MGCの固定スライド式ガスガンM1911A1で約25年程昔のモデルです。
グリップは送り主様の手彫りのグリップが付いています。
破損箇所はスライドストップが抜け落ちていただけでしたので、スライドストップを組み込み修理完了です。
しかし、よく見るとセフティーがかかりっ放しになっています。
サムセフティを下ろしても解除されません。
原因はサムセフティとスライドストップの間にあるプランジャーとスプリングが無くなっています。
依頼主にこの事を告げる為に電話で話しをします。
セフティがかかり放しでも、飾っているだけなら問題ないと思ったので無理に修理は薦めません
第一、スライドストップをハメただけの仕事で料金を頂くわけにはいかず、この時点では「送料のみで済みます。」と告げ、小さなプランジャーピンとは言え、現存するパーツが少なく、ワンオフ製作なら相当の金額がかかる事をお話ししたのですが、頂き物なので、ちゃんと直して欲しいとの事。
そこで作る事になったのですが、依頼主の意向を考えると限りなくオリジナルに近い物を作りたい!(まぁ殆ど私のプライド的な勝手な思い込みですが・・・)のですが資料がありません。
そこで、ダメ元で以前少しお話させて頂いた「タニオコバ」さんにメールで質問してみました。
すると、なんとタニオコバさんがお持ちのモデルを貸して下さる事に!
これがお借りした、タニオコバさん所有のガバメント ウィルソン
スライドには「Tazo Kobayashi」の刻印が!
お陰で寸分違わぬプランジャーが作れました。
上がオリジナル 下が今回製作したプランジャー
オリジナル性を重視し、真鍮を黒染めしてから組み込みます。
勿論、これはこの銃の修理に関わる経緯をお話しタニオコバさんにご理解を頂けた事で実現した事ですが、なんという心の大きな方でしょう!
我々、子供の頃からのマニアにとっては「神さま」と言っても過言ではない方です。
この件がご縁で、まだお話は続くのですが それは次回の講釈で!
最後にタニオコバ様 本当に有難う御座いました!