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Posted by ミリタリーブログ at

2012年02月17日

ジャジャ馬PPK!

今回はマルシンのワルサーPPKです、
新品を発火して調子が悪いという事で、調整を依頼されました。

まぁ楽勝でしょう!とタカをくくってたんですが、なんの!なんの!

とんでもないジャジャ馬です。
俺のPPKは調子いいぞ!って方もいらっしゃると思います。

実はオイラのPPK初期型も箱出しで動いてました。
ですから、タカくくっちゃったんですが、症状としてはエジェクト不良です。


最近のロットの物はスライド裏エジェクションポート前の部分を初めてから削っています。

これは、エジェクトされるカートが当たるからなんですが、このPPKは削ってないので、ここを削ります。

エキストラクターは深く噛むように調整。これでOK!ってなわけにはいきません。

ブリーチフェイスの凹みが少なくので、いくらエキストラクターを調整しても反対側にカートが逃げて意味がありません。

この状態でも、なんとか怪しい動きではありますが、エジェクト不良はマシになりましたが、納得がいきません。

エジェクトされる方向が前に飛ぶんです。
よくよく考えたら、オイラのPPKも前に飛びます。
ハイスピードカメラで確認したところ、驚く事が…

PPKって、エジェクターに当たって斜めになったカートをスライドが当たってエジェクトしてたんです。

つまり、スライドがエジェクターになっていたんです。スライド裏の削り込みはカートが当たらないようになるのではなく、カートが弾き出しやすいようになっていただけなんですよ。

本来、エジェクターが当たったカートはエキストラクターを支点に回転運動を起こしてエジェクトされるんですが、全く違う動きになっていますから、エジェクト方向が安定する訳がありません。


仕方ないので、エキストラクター対面にカートアシストを新設。
エキストラクターはスプリングを強化して必要以上に広がらないように。

カートアシストに合わせて、バレル後端とエジェクターを加工。


更に、ギリギリまでエジェクションポートを拡大。
ここまでやって、全弾が右後方に安定してエジェクトされるようになりました。



この方法はKSCのP230と全く同じ方法です。
まぁ構造も同じですから当たり前なんですが…


















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Posted by マッドポリス at 22:13Comments(0)製品インプレ