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Posted by ミリタリーブログ at

2016年03月24日

トレンチガン修理って何本目? 


今日のお仕事はお馴染みタナカのトレンチガンです。

また、何故だかご依頼が重なるんですよねぇ・・
今回は2本まとめて修理です。


ボルト側面のリブの割れ。これはタナカトレンチガンの宿命的なトラブルです。
肉厚が殆どないうえにエキストラクターの強いスプリングが入ってますから仕方ないのですが・・

今回ご依頼分のうちの一本は既にスチール化されていました。
オーナーさんはオークションで購入したそうですが、購入時には加工されていたみたいです。
勿論、当店の仕事ではありません。
スチールなんで割れては無いのですが、エキストがカートをくわえ無いのと、アクションレバーロッドの破損で修理に入りました。
アクションレバーロッドは新品があったので交換。

しかし、エキストの方は・・

正直、すべてやり直しました。
恐らく当店のブログを見て、真似て修理をしたみたいなんですが寸法と取付位置に問題があり、作り直した方が早いので全てやり直しです。
更にボルトの割れの修復で上下に挟み込むようにネジ止めがなされていましたが、これもネジがコネクションレバーに当たり作動不良の元になっています。
恐らく、これでボルトの動きが重たくなりアクションレバーロッドに負担がかかった為、破損したのかと・・

このトレンチガンっていうモデルは非常にシビアなメカニズムなんです。
ハンマースプリングなんか一度バラすとちゃんとした位置に組まないと、ハンマーダウンしてもポンプが動かなくなります。
各部の動きとバランスを見ながら組まないとちゃんと動きません。
まぁ、ちゃんと動いても耐久性は低いですが・・

先日、何本修理したか数えてみたら今回の2本のトレンチガンを入れて103本目になりました。
100本ものトレンチガンを修理した事になるのですが、今のところ修理後に再修理になったのは2本だけです。

最近かなりレアになったタナカのトレンチガンですので、壊れたままの方はご連絡下さい。





  


Posted by マッドポリス at 23:19Comments(1)