2010年02月06日
ポリス・リボルバー対決2
日本のポリス・リボルバーと言えば「ニューナンブM60」
私が日本の警察官が実際に使ってる銃が「ニューナンブM60」だと知ったのは、何を隠そう「こち亀」である。
今では「こち亀」といえば知らない人の方が少ないが、私が知った当時はマイナーな漫画でした。(30年ぐらい前かな?)
連載当初の「こち亀」はわり劇画タッチで登場する銃器などは結構マニアックでした。
私が中学生の頃(80年代初頭)、CMCのABS製M36チーフススペシャルをベースにニューナンブM60を作りましたが、その時の資料は「こち亀」です。
と、言うより「こち亀」以外にニューナンブの資料なんか有りませんでした。
では、「こち亀」を知る以前は、日本のポリスリボルバーと言えば「ハイウェイパトロールマン」だったでしょう。
でしょう。というのは今になって知った事だからです。
当時、TVドラマで刑事が持つ銃は「エジェクターロッドカバー付きの黒いリボルバー」ってのが定番だったのですが、ビデオなんか無い時代ですからスローや繰り返し見れる訳でも無く、画像もアナログのしかもTV自体も良い物ではありませんから、銃の細かい所まで見ることが出来ませんでした。
この「ハイウェイ・パトロールマン」と並んで刑事ドラマで良く使えわれていたのが、
「コルト・ローマン2インチ」です。
どちらもプロップで使われるのはMGC製が多かったのですが、これは作動性の良さからです。
現タニオコバの社長「小林太三」さんの設計ですから実銃とは違うメカですが、動きの良さでは定評があります。
「ローマン」に至っては現在でも度々使用されているぐらいですから。
前置きが長くなりましたが、今回はTVドラマ「あぶない刑事」でユージこと大下刑事(柴田恭平さん)が使用した、リボルバー2種類の対決?です。
「MGC コルト・ローマン2インチ(旧ローマン)」と
「MGC コルト・パイソン2.5インチ」
共にABS製のモデルです。
何故、ポリスリボルバーなのかと言うと両製品の箱に書いてあります。
「THE HERO IN POLUCE ACTIONS THIS GUN!」
メーカーが言うのですから、間違いないでしょう!
まず、ローマンですが
カート無しの重量で446g。カートを6発入れると529gですからABSにしてはズッシリとくる重さです。
理由はグリップ内のウエイトと亜鉛合金製のサブフレームのお陰でしょう。
作動はトリガープルがやたら重い!
コルトのダブルアクション銃全てに言えますが、トリガーまでの距離がS&Wなどに比べると遠いせいで重く感じるのではないでしょうか。
ダブルアクションでのシリンダーの回転もハンマーが落ちると同時に激発位置にくるなど、かなりギリギリのセッティングですが不発など見た事ないぐらい快調に発火します。
当時、何かの本で見たチューニングとしてはシリンダーハンド(シリンダーを回転させるレバー)の先端をハンマーで叩き延ばして、少しでも早く激発位置にシリンダーが回転するように解説した本がありました。
かなり強引なチューニング方ですね。
この「ローマン」後にエジェクターロッドシュラウド(カバー)が付きましたが、初期は画像のシュラウド無しでこれを「クラシックローマン」と言います。
年寄りマニア(失礼!キャリアの古いマニアの方)は「旧ローマン」と言う言い方の方が馴染みがありますね。(私もです・・)
因みに「ローマン」とは「LAW(法律)MAN」と言う意味で主に警察官など法律に関わる仕事の方を意味します。
次にパイソン2.5インチです。
コルト・パイソンと言えば「拳銃のロールスロイス」と言われる程の銃で、表面仕上げのブルーイングはコルト社の職人魂が感じられる傑作です。
バレル上部のベンチレーティッドが特徴的で、これは連射時のバレル冷却を目的としています。
冷却することで、バレルの発熱による陽炎を防ぐのが目的なのですが、効果の程は・・・;
「MGC コルト・パイソン2.5インチ」の重量はカート無しで618g。カートを6発入れると700gとかなり重いです。
これもローマン同様サブフレームのお陰ですが、私の所有するパイソンはオーバーサイズグリップなので大きめのグリップウエイトのお陰だと思います。
「あぶデカ」でユージが使ったパイソン2.5インチはサービスタイプグリップ(小さいヤツ)でしたので、ここまで重くはなかったでしょう。
このパイソンに関してはダブルアクション時はハンマーが落ちる前にシリンダーは激発位置に来ます。
当然、実銃は全てこのような動きをします。
トリガーにはグループが切ってあるのですが、これが重たいトリガープルと相まって指が痛いぐらいです。
ABSという素材は磨きこむと気持ちブルーぽくなりキレイです。
HWには無い魅力の一つですね。
昔はコンパウンドで必死に磨き込んだものです。
私が入手した両製品とも非常に程度が良く、シリンダーをスイングアウトさせるとサイドプレートにカートがキレイに映りこみます。
残念ながら、この頃のMGCのリボルバーはカート全長が短く「リアルカート」は装填できませんが「マルベリーフィールド」さんが、このサイズのリアル?カートを販売しています。
こんな古いモデルガンの修理やレストアもやってます。
私が日本の警察官が実際に使ってる銃が「ニューナンブM60」だと知ったのは、何を隠そう「こち亀」である。
今では「こち亀」といえば知らない人の方が少ないが、私が知った当時はマイナーな漫画でした。(30年ぐらい前かな?)
連載当初の「こち亀」はわり劇画タッチで登場する銃器などは結構マニアックでした。
私が中学生の頃(80年代初頭)、CMCのABS製M36チーフススペシャルをベースにニューナンブM60を作りましたが、その時の資料は「こち亀」です。
と、言うより「こち亀」以外にニューナンブの資料なんか有りませんでした。
では、「こち亀」を知る以前は、日本のポリスリボルバーと言えば「ハイウェイパトロールマン」だったでしょう。
でしょう。というのは今になって知った事だからです。
当時、TVドラマで刑事が持つ銃は「エジェクターロッドカバー付きの黒いリボルバー」ってのが定番だったのですが、ビデオなんか無い時代ですからスローや繰り返し見れる訳でも無く、画像もアナログのしかもTV自体も良い物ではありませんから、銃の細かい所まで見ることが出来ませんでした。
この「ハイウェイ・パトロールマン」と並んで刑事ドラマで良く使えわれていたのが、
「コルト・ローマン2インチ」です。
どちらもプロップで使われるのはMGC製が多かったのですが、これは作動性の良さからです。
現タニオコバの社長「小林太三」さんの設計ですから実銃とは違うメカですが、動きの良さでは定評があります。
「ローマン」に至っては現在でも度々使用されているぐらいですから。
前置きが長くなりましたが、今回はTVドラマ「あぶない刑事」でユージこと大下刑事(柴田恭平さん)が使用した、リボルバー2種類の対決?です。
「MGC コルト・ローマン2インチ(旧ローマン)」と
「MGC コルト・パイソン2.5インチ」
共にABS製のモデルです。
何故、ポリスリボルバーなのかと言うと両製品の箱に書いてあります。
「THE HERO IN POLUCE ACTIONS THIS GUN!」
メーカーが言うのですから、間違いないでしょう!
まず、ローマンですが
カート無しの重量で446g。カートを6発入れると529gですからABSにしてはズッシリとくる重さです。
理由はグリップ内のウエイトと亜鉛合金製のサブフレームのお陰でしょう。
作動はトリガープルがやたら重い!
コルトのダブルアクション銃全てに言えますが、トリガーまでの距離がS&Wなどに比べると遠いせいで重く感じるのではないでしょうか。
ダブルアクションでのシリンダーの回転もハンマーが落ちると同時に激発位置にくるなど、かなりギリギリのセッティングですが不発など見た事ないぐらい快調に発火します。
当時、何かの本で見たチューニングとしてはシリンダーハンド(シリンダーを回転させるレバー)の先端をハンマーで叩き延ばして、少しでも早く激発位置にシリンダーが回転するように解説した本がありました。
かなり強引なチューニング方ですね。
この「ローマン」後にエジェクターロッドシュラウド(カバー)が付きましたが、初期は画像のシュラウド無しでこれを「クラシックローマン」と言います。
年寄りマニア(失礼!キャリアの古いマニアの方)は「旧ローマン」と言う言い方の方が馴染みがありますね。(私もです・・)
因みに「ローマン」とは「LAW(法律)MAN」と言う意味で主に警察官など法律に関わる仕事の方を意味します。
次にパイソン2.5インチです。
コルト・パイソンと言えば「拳銃のロールスロイス」と言われる程の銃で、表面仕上げのブルーイングはコルト社の職人魂が感じられる傑作です。
バレル上部のベンチレーティッドが特徴的で、これは連射時のバレル冷却を目的としています。
冷却することで、バレルの発熱による陽炎を防ぐのが目的なのですが、効果の程は・・・;
「MGC コルト・パイソン2.5インチ」の重量はカート無しで618g。カートを6発入れると700gとかなり重いです。
これもローマン同様サブフレームのお陰ですが、私の所有するパイソンはオーバーサイズグリップなので大きめのグリップウエイトのお陰だと思います。
「あぶデカ」でユージが使ったパイソン2.5インチはサービスタイプグリップ(小さいヤツ)でしたので、ここまで重くはなかったでしょう。
このパイソンに関してはダブルアクション時はハンマーが落ちる前にシリンダーは激発位置に来ます。
当然、実銃は全てこのような動きをします。
トリガーにはグループが切ってあるのですが、これが重たいトリガープルと相まって指が痛いぐらいです。
ABSという素材は磨きこむと気持ちブルーぽくなりキレイです。
HWには無い魅力の一つですね。
昔はコンパウンドで必死に磨き込んだものです。
私が入手した両製品とも非常に程度が良く、シリンダーをスイングアウトさせるとサイドプレートにカートがキレイに映りこみます。
残念ながら、この頃のMGCのリボルバーはカート全長が短く「リアルカート」は装填できませんが「マルベリーフィールド」さんが、このサイズのリアル?カートを販売しています。
こんな古いモデルガンの修理やレストアもやってます。
Posted by マッドポリス at 15:08│Comments(2)
│製品インプレ
この記事へのコメント
MGCのABSモデルガンはおっさんにはたまらない重要アイテム
ですね
昔、旧ローマンなんかはバイトした金で一気に5丁も注文して買った事もあったかな その際、店に取りにいった時店員が一丁ずつ油紙に包んで持って着たコニクイ演出をしていたことを思いだしました(笑
そんな当時のガンのメンテナンスも受けて頂けるショップさんて嬉しい限りです ちなみにローマンのシリンダーハンドはHWモデルになってからは形状変更が行われ先端が数ミリ長くなっています。
当然それをABSに組んでも好調に動く? いや他が磨り減ってうまくシリンダー回らないかな?(笑
厳しい時代ですが他店にはないカラーを出しがんばって下さい
ですね
昔、旧ローマンなんかはバイトした金で一気に5丁も注文して買った事もあったかな その際、店に取りにいった時店員が一丁ずつ油紙に包んで持って着たコニクイ演出をしていたことを思いだしました(笑
そんな当時のガンのメンテナンスも受けて頂けるショップさんて嬉しい限りです ちなみにローマンのシリンダーハンドはHWモデルになってからは形状変更が行われ先端が数ミリ長くなっています。
当然それをABSに組んでも好調に動く? いや他が磨り減ってうまくシリンダー回らないかな?(笑
厳しい時代ですが他店にはないカラーを出しがんばって下さい
Posted by MGCは永遠に不滅です at 2010年02月06日 18:46
MGCは永遠に不滅ですさん ありがとうございます。
HWのローマンは実は見た事ないんで参考になりました。
油紙の件、いいですねぇ!
実はうちでもヤッてみたいと思ってました。
ちょっとした演出ですが、実銃感が出ていいですよね。
私どもは、雰囲気をお売りするのが商売ですから、そういう演出も必要でしょう!
又、コメント下さいね!
HWのローマンは実は見た事ないんで参考になりました。
油紙の件、いいですねぇ!
実はうちでもヤッてみたいと思ってました。
ちょっとした演出ですが、実銃感が出ていいですよね。
私どもは、雰囲気をお売りするのが商売ですから、そういう演出も必要でしょう!
又、コメント下さいね!
Posted by マッドポリス at 2010年02月07日 01:25