2012年05月20日
スプリングフィールド兄弟!
先日もご紹介したように「SPRING FIELD ARMORY」のカスタムガンはバレル(スライド)長さごとに名称があります。
右から4インチ「CHAMPION」 5インチ「FULL SIZE」 6インチ「LONG SLIDE」となります。
5インチは通常サイズですから今までも多くのモデルガンが存在します。
6インチは多くはありませんが、MGC時代から数種類存在します。最近ではBWCが「SFA V16Custom」が発売しました。
ところが4インチは今までモデルガンとしてはモデルアップされた事がありません。(過去にタナカのガスガンはありました。)
実は上の画像、全てGM7カスタムです!
右端のLONG SLIDEは当店のカスタム「SFA V16 45SUPER」 V16には45ACP弾(CAL.45刻印)を使用する物と45SUPER弾(45SUPER 刻印)を使用する物と2種類存在します。
フロントサイトの形状とかセレーションの位置が若干異なります。
真ん中は皆さんよくご存じの「GM7 1st PCキャリー」ですね。表面仕上げはロイヤルブルー仕上げになってます。
左端が現在開発中の「SAF CHAMPION GI45」
見てお分かりなようにスライド・フレーム共に短縮しています。
又、リアサイトは所謂「ノーマル形状」です。
ここで良くあるご質問の一つ「なぜGM7のノーマルサイトは出ないの?」
お答えは上記の画像では分かりにくのですが、スライド成形時にノバックサイト形状の切り込みが入っているからです。画像の5インチスライドは金型から出した時のままの「無加工スライド」です。
ここからセレーションや刻印を施す訳ですがリアサイトをノーマル形状に戻すには、この切欠きを手作業で埋める必要があります。
これをメーカーであるタニオコバが大量に手作業で埋める事は現実的に不可能。
尚且つ、HW樹脂は接着が効きませんから更にやっかいです。
うちでは特殊な方法を用いて、手作業で埋めています。
更に4インチ化にあたっては、スライドを切って短縮するだけでなくリコイルSPプラグの入るダストカバー部を後方に延長する必要があります。
ここは、BLK時の衝撃をまともに受けるところですから、成形品と変わらない強度が必要になります。
現時点で約500発程度発火してますが、クラックなどの発生は起きてませんので現在の工法で正解なのだと確信しています。
GM7の4インチ化で今までに無い新しいモデルの製作が可能になりました。
「GM7カスタム SFA CHAMPIONシリーズ」は間もなく発売を予定してます。
気になる方はご連絡下さい!
(既に数本のご依頼をいただいていますので、多少お時間はかかるかもしれません。ご了承下さい。)
Posted by マッドポリス at 16:42│Comments(0)
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