2015年01月19日

M14ボルト製作 (ハドソンよ)


みなさん、こんばんわ!

店長のガオニーです。

もう無くなっちゃいましたが、昔「ハドソン」ってメーカーがありました。
つい最近もCAWさんがハドソンの金型を使って”マッドマックス”を再販すると言う発表がありましたが、まぁまぁ他が作らない変な物を作る珍しいメーカーでした。

そのハドソンのM1ガーランド M14は実銃のクリップやマガジンが装着できる程、精巧に再現されていた事で有名です。
まぁそのせいで、モデルガンとしては不調の原因ともなっているのですが・・・

作動性能はともかく、よく出来たモデルガンなんですが、生産当時の加工技術・素材、そして何より経年劣化・・etcでボルトの破損が非常に多くなってきました。
当店でも製作依頼を承りましたが、金属モデルガンであるが故の法規制の問題など、素材・製法などかなり限定されてしまいます。
M14ボルト製作 (ハドソンよ)
削り出しでの製作は法的に不可能。勿論、破損したボルトを修理。これも亜鉛合金では不可能。
そんな訳で、作ったのが法的に問題ない硬度の”真鍮”によるロストワックス製法での鋳造です。

画像手前はオリジナルのボルト。一見して問題ないように見えますが、割れた部分を接着しただけです。
後ろに輝くのが真鍮ロストワックスで製作したM14のボルト。

細部まで再現されていますが、ダミーカート仕様 ガスエペレーション仕様 発火式BLK(極少数ですが存在しました。)によって細部の加工が異なります。

この状態から各モデルにあった仕様に加工を行います。

現状、パーツとして入手が殆ど期待できませんから仕方ありませんが、このボルト一つ作るのにとんでもないコストがかかっています。
古いモデルガンを修理し維持するには、お金と時間と労力がかなり必要となってしまいますね。









Posted by マッドポリス at 21:34│Comments(1)
この記事へのコメント
欲しい…けど無理ですか?
Posted by M14 at 2017年01月06日 22:53
 
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